旅行や出張で飛行機・新幹線に3時間以上座っていると、降りる頃には足首から下がパンパンに膨れて、靴がきつくて履けない…そんな経験、ありませんか?
実は私も先月、大阪まで新幹線で2時間半移動したあと、ホテルでブーツのファスナーが上がらなくなって焦った経験があります。40代になってから、座りっぱなしのダメージが20代の頃の2倍くらい早く出るようになった気がします。
なぜ更年期世代は長距離移動でむくみやすいのか
更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって血管の収縮力が落ち、ふくらはぎの「血液を心臓に送り返すポンプ機能」が弱くなります。
長時間座ったままだと、このポンプがほとんど働かず、血液や水分が脚に溜まり続けます。その結果:
- ふくらはぎが張って痛い
- 靴や指輪がきつくなる
- 移動後、脚が重くてだるい状態が2〜3日続く
…という状態になりやすいのです。
放置すると怖い「エコノミークラス症候群」
長時間同じ姿勢で座り続けることで脚の血管に血の塊(血栓)ができ、それが肺に飛んで詰まるのが「エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)」です。
名前のせいで飛行機だけの病気と思われがちですが、新幹線やバス、車の長距離移動でも起こり得ます。更年期で血流が悪くなっている世代は、若い頃よりリスクが上がっていることを知っておいてください。
胸の痛みや急な息切れが移動後に出た場合は、ためらわずに医療機関を受診してください。
移動中にできる3つの基本対策
①1時間に1回は足首を動かす
座ったままでも、つま先を上下に動かす「足首ポンプ運動」を20回×1時間ごとに行うだけで血流が大きく改善します。
②水分をこまめに摂る
血液がドロドロになるのを防ぎます。アルコールは利尿作用で逆効果なので移動中は控えめに。
③加圧ソックスを着用する
ふくらはぎ全体を適度な圧で支えることで、弱ったポンプ機能をサポートしてくれます。
私自身、新幹線移動の前に加圧ソックスを履くようになってから、降りたときの「脚の重さ」が明らかに変わりました。以前は移動後すぐにブーツが履けなかったのが、今は普通に履けています。
移動用の加圧ソックスを選ぶポイント
長時間の移動用には、就寝用とは違い「着圧が強め」で「足首からふくらはぎにかけて段階的に圧がかかるタイプ」がおすすめです。
迷ったら、移動・フライト向けに作られたドクターショールのフライトソックスが定番です。コンパクトで持ち運びやすく、スーツケースに1組入れておくだけで安心感が違います。
移動前後のケアも含めた詳しい手順は飛行機・長距離移動のむくみ対策の記事にまとめています。
まとめ
- 更年期世代は血管のポンプ機能が落ちているため、長距離移動でのむくみが起こりやすい
- 血栓(エコノミークラス症候群)のリスクも若い頃より高い
- 1時間に1回の足首運動+水分補給+加圧ソックスの3点セットが基本
「次の旅行が決まっている」という方は、移動の前日までに1組準備しておくのがおすすめです。




